APA CONVERSE 4.5 で Inspire Mold 2022 の繊維配向テンソル結果を読み込む方法
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概要
APA CONVERSE は Inspire Mold が出力する繊維配向テンソル結果を読み込むことができます。Inspire Mold 2022 はメッシュデータとして OptiStruct 入力ファイルをフリーフォーマットではなく、ロングフォーマットというもので出力しますが、CONVERSE 4.5 はこのロングフォーマットには未対応です(*1)。
本記事では、如何に CONVERSE 4.5 で読み込むことのできるフォーマットに変換するのか、ということをお伝えします。なおテキストエディタによる手編集が必須の内容となっております。おそらく CONVERSE 側も次のバージョンで対応してくれると思うので、それまでのつなぎとなります。
ステップ 1: HyperWorks でフリーフォーマットに変換
HyperWorks に読み込んで書き出すだけですが、そのときに次のオプションを指定します。
1 はフリーフォーマットの指定です。2 は指数表記に E を残す設定です。例えば、1.0E-1 は、チェックの入ったままだと 1.0-1 となりますが、チェックを外すと 1.0E-1 となります。前者は CONVERSE は未対応のようです。
ステップ2: テキスト編集
ここからはテキストエディタで作業します。まず INCLUDE 分の '' を消します。
CTETRA, GRID の文末の , を消します。
これで CONVERSE にモデルと繊維配向が読み込めます。
データダウンロード:
手っ取り早く試してみたい方はこちらをどうぞ 動画で使ったデータ.7z
動画による説明
アルテアジャパン公式製品リンク
https://www.altairjp.co.jp/inspire-mold/
https://www.altairjp.co.jp/converse/